第04章 呼吸器疾患 / D. その他の呼吸器疾患
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Question
問題 351 気胸について正しい記述はどれか。
  1. 1突然嗄声が出現する。不正解
  2. 2肥満は危険因子である。不正解
  3. 3自然気胸は成人女性に多い。不正解
  4. 4緊張性気胸は緊急処置が必要となる。正解!
Explanation
解説
1. [誤り]気胸では突然の胸痛と呼吸困難が主症状であり、嗄声(かすれ声)は通常みられない。 嗄声は反回神経の障害で生じるものであり、気胸の症状ではない。
2. [誤り]自然気胸はやせ型で長身の若年男性に好発し、肥満は危険因子ではない。 むしろやせ型の体型がリスク因子であり、肺尖部にブラ・ブレブが形成されやすい。
3. [誤り]自然気胸はやせ型の成人男性に圧倒的に多く(男女比約5:1)、成人女性に多い疾患ではない。 10~30歳の若い男性に好発する。
4. [正解]緊張性気胸は胸腔内に空気が一方向的に流入し続け、健側への縦隔偏位と心臓・大血管の圧迫をきたす生命に関わる緊急事態である。 血圧低下・循環不全・呼吸不全が急速に進行するため、直ちに胸腔穿刺による脱気処置が必要となる。 緊張性気胸は無治療では死に至る可能性がある重篤な病態である。 | 気胸の分類 | 特徴 | 処置 | |:---|:---|:---| | 軽度の自然気胸 | 軽い胸痛、自覚症状軽微 | 安静経過観察 | | 中等度以上の気胸 | 胸痛・呼吸困難 | 胸腔ドレナージ | | 緊張性気胸 | 縦隔偏位・循環不全 | 緊急脱気処置 | <p style="font-size:0.8em; color:#888; text-align:center; margin-top:0.3em;">表: 気胸の重症度と処置</p>
Key Points
ポイント
  • 緊張性気胸は縦隔偏位と循環不全をきたす緊急事態であり、直ちに脱気処置が必要である。気胸の主症状は突然の胸痛と呼吸困難であり、嗄声は生じない。
  • 自然気胸はやせ型の若年男性に好発し、肥満や女性は危険因子ではない。
  • 重要用語: 緊張性気胸, 縦隔偏位, 循環不全, 緊急脱気処置, やせ型若年男性 を正確に理解しておくこと。
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