1. [誤り]赤沈(赤血球沈降速度)は非特異的な炎症マーカーであり、肺癌に限らず感染症や膠原病など多くの疾患で亢進する。
肺癌に特異的な検査ではないため、集団検診のスクリーニングとしては不適切である。
2. [誤り]血液ガス分析は動脈血中の酸素分圧やCO2分圧を測定する検査であり、呼吸機能の評価に用いられる。
肺癌の早期発見には直接つながらず、集団検診には適さない。
3. [正解]喀痰細胞診は喀出された痰の中に含まれる剥離した癌細胞を顕微鏡で検出する検査であり、肺癌の集団検診において胸部X線検査とともに重要な検査である。
特に肺門部に発生する中心型肺癌(扁平上皮癌や小細胞癌)の早期発見に有用である。
非侵襲的で繰り返し施行可能なため、集団検診に適した検査法である。
4. [誤り]気管支造影は造影剤を気管支内に注入して気管支の形態を評価する侵襲的な検査であり、集団検診には適さない。
気管支拡張症の診断などに用いられる特殊な検査である。