第04章 呼吸器疾患 / C. 拘束性呼吸器疾患
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Question
問題 338 特発性間質性肺炎について正しいのはどれか。
  1. 1予後は比較的良好である。不正解
  2. 2労作時の呼吸困難が特徴である。正解!
  3. 3閉塞性換気障害をきたす。不正解
  4. 4抗菌薬の長期投与を行う。不正解
Explanation
解説
1. [誤り]特発性間質性肺炎(特に特発性肺線維症)の予後は不良であり、5年間で約半数が呼吸不全にて死亡する。 比較的良好とは言えず、現在も根本的な治療法は確立されていない。
2. [正解]特発性間質性肺炎では肺胞隔壁の線維化により酸素の取り込みが低下し、労作時に酸素需要が増大すると息切れが出現する。 経過とともに軽い労作でも息苦しくなり、最終的には日常生活が困難になる。 乾性咳嗽とともに、労作時呼吸困難は本疾患のもっとも特徴的な症状である。
3. [誤り]特発性間質性肺炎では拘束性換気障害をきたすのであり、閉塞性換気障害ではない。 肺胞隔壁の線維化により肺のコンプライアンスが低下して肺活量が減少するが、気道閉塞は伴わない。
4. [誤り]特発性間質性肺炎は感染症ではないため、抗菌薬の長期投与は治療として適切ではない。 治療にはステロイドや免疫抑制薬が用いられ、近年では抗線維化薬(ピルフェニドンなど)も使用されている。
Key Points
ポイント
  • 特発性間質性肺炎では労作時呼吸困難と乾性咳嗽が特徴的症状である。肺胞隔壁の線維化による拡散障害が病態の本質であり、拘束性換気障害を呈する。
  • 感染症ではないため抗菌薬は無効であり、ステロイド・免疫抑制薬・抗線維化薬が治療に用いられる。予後は不良である。
  • 重要用語: 特発性間質性肺炎, 労作時呼吸困難, 乾性咳嗽, 拘束性換気障害, 拡散障害 を正確に理解しておくこと。
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