第04章 呼吸器疾患 / C. 拘束性呼吸器疾患
1 / 3
Question
問題 329 肺線維症でみられないのはどれか。
  1. 1胸 痛正解!
  2. 2乾性咳嗽不正解
  3. 3息切れ不正解
  4. 4肺活量減少不正解
Explanation
解説
1. [正解]**正しい(みられない症状)。** 肺線維症(間質性肺炎)では胸痛は通常みられない。 胸痛は胸膜炎、気胸、虚血性心疾患などで出現する症状であり、肺の間質の線維化が主病態である肺線維症の症状には含まれない。 肺線維症で胸痛が出現する場合は、合併症(気胸や肺癌の胸膜浸潤など)を疑う。
2. [誤り]乾性咳嗽は肺線維症の代表的症状であり、間質の炎症・線維化による刺激で生じる。 痰を伴わない乾いた咳嗽が特徴で、肺胞性肺炎の膿性痰とは異なる。
3. [誤り]息切れ(労作時呼吸困難)は肺線維症の主症状であり、肺のコンプライアンス低下とガス交換障害により生じる。 経過とともに軽い労作でも息苦しくなり、最終的には日常生活が困難になる。
4. [誤り]肺線維症では肺胞隔壁の線維化により肺のコンプライアンスが低下し、拘束性換気障害として肺活量が減少する。 拡散能も低下し、酸素の取り込みが障害される。
Key Points
ポイント
  • 肺線維症の主な症状は「乾性咳嗽」と「労作時息切れ」であり、胸痛は通常みられない。肺機能検査では拘束性換気障害(肺活量低下)と拡散能低下を認める。
  • 聴診では捻髪音(fine crackles)が聴取される。蜂巣肺(蜂の巣状の変化)が肉眼的特徴である。
  • 重要用語: 肺線維症, 乾性咳嗽, 拘束性換気障害, 肺活量低下 を正確に理解しておくこと。
◀ 前の問題 ☰ 目次 次の問題 ▶