1. [誤り]COPDには受動喫煙も関与する。能動喫煙が最大のリスク因子であるが、受動喫煙、大気汚染、室内での有機燃料の煙などもリスク因子として認められている。
「受動喫煙は関与しない」は誤りである。
2. [正解]COPDでは肺癌の合併に注意が必要である。
COPDは肺癌の独立したリスク因子であり、喫煙歴とともに肺癌発症率が高い。
COPD患者は定期的な画像検査(胸部X線、CT)による肺癌のスクリーニングが重要である。
肺癌はCOPD患者の主要な死因の一つでもある。
3. [誤り]COPDの呼吸困難は安静時ではなく労作時から始まるのが特徴である。
進行すると安静時にも呼吸困難が出現するが、初期は労作時の息切れが主体である。
4. [誤り]禁煙によりCOPDの進行速度(肺機能低下速度)は緩やかになるが、既に低下した呼吸機能が正常に改善(回復)するわけではない。
禁煙はCOPD治療の最も重要な第一歩であるが、「改善する」という表現は不正確。