1. [誤り]呼吸困難の悪化と酸素飽和度の低下が認められるCOPD急性増悪に対して、経過観察のみでは不適切である。
積極的な治療介入が必要な状態である。
2. [誤り]消炎鎮痛薬(NSAIDs)はCOPD急性増悪の治療としては有効でない。
むしろアスピリン喘息のリスクがある場合には気道症状を悪化させる可能性もある。
3. [正解]COPDの急性増悪(感冒後の呼吸困難悪化・酸素飽和度低下)に対して、副腎皮質ステロイド薬の全身投与が最も有効な対応である。
気管支拡張薬に加えて全身性ステロイドの短期投与が推奨され、気道の炎症を速やかに抑制する。
COPDの急性増悪は感染症(かぜ症候群、肺炎など)を契機に発症することが多い。
酸素療法も併用するが、高濃度酸素投与はCO2ナルコーシスのリスクがあるため注意が必要。
4. [誤り]気管挿管は重症呼吸不全で非侵襲的陽圧換気(NPPV)が無効な場合の最終手段である。
まずは薬物療法(ステロイド、気管支拡張薬)と酸素療法を行い、段階的に対応する。