第04章 呼吸器疾患 / B. 閉塞性呼吸器疾患
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Question
問題 325 次の症例について、「80歳の男性。毎日40本の喫煙を60年続けている。咳、痰、労作時の息切れを訴えている。胸部エックス線検査では胸水や腫瘤陰影は認めない。」次に行うべき検査はどれか。
  1. 1MRI検査不正解
  2. 2呼吸機能検査正解!
  3. 3換気血流シンチグラフィ検査不正解
  4. 4呼吸器内視鏡検査不正解
Explanation
解説
1. [誤り]MRI検査は軟部組織の評価には有用であるが、COPDの診断には通常用いない。 肺の気流制限の評価には呼吸機能検査が最も適切である。
2. [正解]長期喫煙者(40本/日 x 60年)で咳・痰・労作時息切れを訴えている場合、COPDが強く疑われる。 COPDの確定診断には呼吸機能検査が必須であり、1秒率(FEV1/FVC)70%未満の閉塞性換気障害を確認する。 胸部X線で腫瘤影がないため肺癌は否定的であり、気流制限の評価が優先される。 呼吸機能検査はCOPDの診断のゴールドスタンダードである。
3. [誤り]換気血流シンチグラフィは肺塞栓症の診断に用いる検査であり、COPDの初期診断としては適切でない。 本症例では肺塞栓症を示唆する所見(突然の呼吸困難、胸痛、下肢腫脹など)がない。
4. [誤り]呼吸器内視鏡検査(気管支鏡検査)は肺癌の診断に用いる検査である。 胸部X線で腫瘤影がない本症例では、まずCOPDの評価として呼吸機能検査を優先する。
Key Points
ポイント
  • 長期喫煙者の咳・痰・労作時息切れはCOPDを疑う典型的なパターンであり、確定診断には呼吸機能検査(スパイロメトリー)が必須である。
  • COPDの診断基準は気管支拡張薬投与後の1秒率(FEV1/FVC)70%未満の閉塞性換気障害の確認である。
  • 重要用語: 呼吸機能検査, 1秒率, COPD診断, スパイロメトリー を正確に理解しておくこと。
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