1. [誤り]MRI検査は軟部組織の評価には有用であるが、COPDの診断には通常用いない。
肺の気流制限の評価には呼吸機能検査が最も適切である。
2. [正解]長期喫煙者(40本/日 x 60年)で咳・痰・労作時息切れを訴えている場合、COPDが強く疑われる。
COPDの確定診断には呼吸機能検査が必須であり、1秒率(FEV1/FVC)70%未満の閉塞性換気障害を確認する。
胸部X線で腫瘤影がないため肺癌は否定的であり、気流制限の評価が優先される。
呼吸機能検査はCOPDの診断のゴールドスタンダードである。
3. [誤り]換気血流シンチグラフィは肺塞栓症の診断に用いる検査であり、COPDの初期診断としては適切でない。
本症例では肺塞栓症を示唆する所見(突然の呼吸困難、胸痛、下肢腫脹など)がない。
4. [誤り]呼吸器内視鏡検査(気管支鏡検査)は肺癌の診断に用いる検査である。
胸部X線で腫瘤影がない本症例では、まずCOPDの評価として呼吸機能検査を優先する。