第04章 呼吸器疾患 / B. 閉塞性呼吸器疾患
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Question
問題 323 成人の気管支喘息について正しいのはどれか。
  1. 1拘束性換気障害をきたす。不正解
  2. 2発作は昼間に起こりやすい。不正解
  3. 3血液検査では好塩基球が増加する。不正解
  4. 4吸入ステロイド薬が治療の中心である。正解!
Explanation
解説
1. [誤り]気管支喘息は閉塞性換気障害をきたす疾患であり、拘束性換気障害ではない。 気道狭窄により呼気が困難となり、1秒率が低下する。
2. [誤り]気管支喘息の発作は夜間から早朝にかけて起こりやすく、昼間に多いわけではない。 副交感神経が優位となる夜間に気道が狭窄しやすいためである。
3. [誤り]気管支喘息の血液検査では好酸球が増加する。好塩基球ではない。 好酸球性炎症が気道の病態に深く関与しており、IgEの高値とともにアトピー型の特徴的所見である。
4. [正解]成人の気管支喘息では吸入ステロイド薬(ICS)が長期管理の治療の中心薬である。 気道の慢性炎症を抑制し、発作の頻度・重症度を軽減して気道リモデリングを予防する。 発作時には短時間作用性β2刺激薬(SABA)の吸入を頓用として用いる。 吸入ステロイド薬は発作時の頓用ではなく、毎日の継続使用が重要である。
Key Points
ポイント
  • 成人喘息の治療の中心は吸入ステロイド薬であり、気管支拡張薬は発作時の対症療法(リリーバー)として使用する。治療の中心薬を混同しないこと。
  • 血液検査で増加するのは好酸球であり、好塩基球や好中球ではない。好酸球増多とIgE高値が喘息の血液所見のポイント。
  • 重要用語: 吸入ステロイド薬, 好酸球増多, 閉塞性換気障害, 夜間発作 を正確に理解しておくこと。
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