第04章 呼吸器疾患 / B. 閉塞性呼吸器疾患
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Question
問題 308 「45歳の男性。労作時の呼吸困難、咳嗽、喀痰を主訴に来院した。胸部の聴診で呼吸音は減弱し、視診上、口すぼめ呼吸がみられ、呼吸機能検査で1秒率の低下を認めた。」本疾患の危険因子の指導で最も適切なのはどれか。
  1. 1食事指導不正解
  2. 2運動指導不正解
  3. 3禁煙指導正解!
  4. 4禁酒指導不正解
Explanation
解説
1. [誤り]食事指導は全身管理として重要ではあるが、肺気腫(COPD)の最大の危険因子は喫煙であり、食事指導は最優先の介入ではない。 栄養状態の維持は進行期において重要となる。
2. [誤り]運動指導は呼吸リハビリテーションとして有効であり、筋力低下の予防に重要である。 しかし、危険因子の排除という観点からは禁煙指導が最も重要である。
3. [正解]肺気腫(COPD)の最大の危険因子は喫煙であり、禁煙指導が最も適切な介入である。 喫煙により気道の慢性炎症と肺胞の破壊が進行するため、禁煙が疾患の進行を抑制する最も重要な治療法とされている。 禁煙により肺機能の低下速度が非喫煙者と同程度にまで軽減し、疾患の進行を遅らせることができる。 禁煙は薬物療法やリハビリテーションに先立つ最も有効かつ重要な治療法である。
4. [誤り]飲酒は肺気腫の主要な危険因子ではなく、禁酒指導は最優先の介入ではない。 アルコール摂取と肺気腫の発症には直接的な因果関係はない。
Key Points
ポイント
  • COPDの最大の危険因子は喫煙であり、禁煙指導が全ての治療に優先する最も重要な介入である。禁煙なくしてCOPDの治療は成立しない。
  • COPDの治療体系は、禁煙 → 呼吸訓練・運動リハビリ → 薬物療法 → 酸素療法の順で構成される。
  • 重要用語: COPD, 禁煙, 危険因子, 肺機能低下速度 を正確に理解しておくこと。
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