1. [誤り]気胸では患側の呼吸音減弱を認めるが、口すぼめ呼吸や1秒率の低下は特徴的所見ではない。
気胸は突然の胸痛と呼吸困難で発症し、慢性的な咳嗽・喀痰は通常認めない。
2. [正解]労作時呼吸困難・咳嗽・喀痰・呼吸音減弱・口すぼめ呼吸・1秒率低下は、いずれも肺気腫(COPD)の典型的な所見である。
肺胞壁の破壊により含気量が増加して呼吸音が減弱し、気道虚脱を防ぐために口すぼめ呼吸を行う。
1秒率の低下は閉塞性換気障害を示す指標であり、呼気時の気流制限を反映している。
45歳男性で喫煙歴がある場合、肺気腫の可能性が高い。
3. [誤り]肺水腫では肺うっ血により湿性ラ音が聴取されるが、呼吸音減弱や口すぼめ呼吸は主体ではない。
1秒率の低下よりも、ガス交換障害が主な病態である。
4. [誤り]間質性肺炎では拘束性換気障害(肺活量低下)が主体であり、1秒率は保たれるかむしろ上昇する。
乾性咳嗽が特徴であり、膿性の喀痰は通常認めない。