第04章 呼吸器疾患 / B. 閉塞性呼吸器疾患
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Question
問題 305 肺気腫の症状でないのはどれか。
  1. 1呼吸音の減弱不正解
  2. 2呼気の短縮正解!
  3. 3呼気時口すぼめ呼吸不正解
  4. 4樽状胸不正解
Explanation
解説
1. [誤り]肺気腫では肺胞の破壊と含気量の増加により、呼吸音は減弱する。 肺の過膨脹により音が伝わりにくくなるためである。
2. [正解]**正しい(症状でないもの)。** 肺気腫では気道閉塞により呼気は延長するのであり、短縮ではない。 肺胞壁の破壊により気道が呼気時に虚脱しやすくなり、空気を吐き出すのに時間がかかる。 閉塞性換気障害の特徴として呼気時間の延長が生じるため、「呼気の短縮」は誤りである。
3. [誤り]口すぼめ呼吸は肺気腫患者に特徴的な呼吸パターンである。 呼気時に口をすぼめることで気道内圧を高め、気道の虚脱を防ぐ代償的な呼吸法である。
4. [誤り]肺気腫では肺の過膨脹により胸郭の前後径が増し、樽状胸(ビール樽状胸郭)を呈する。 X線写真では横隔膜の平低化も認められる。 | 肺気腫の所見 | 機序 | |:---|:---| | 呼吸音の減弱 | 肺胞破壊・含気量増加 | | 呼気の延長(短縮ではない) | 気道虚脱による呼気困難 | | 口すぼめ呼吸 | 気道内圧を高め虚脱を防ぐ | | 樽状胸 | 肺の過膨脹、前後径増大 | <p style="font-size:0.8em; color:#888; text-align:center; margin-top:0.3em;">表: 肺気腫の主な所見と機序</p>
Key Points
ポイント
  • 肺気腫(閉塞性換気障害)では呼気の延長がみられ、呼気の短縮は誤りである。「延長」と「短縮」の取り違えは頻出の出題パターンである。
  • 口すぼめ呼吸は肺気腫患者が自然に行う代償的な呼吸法であり、呼吸リハビリテーションでも指導される。
  • 重要用語: 呼気延長, 口すぼめ呼吸, 樽状胸, 呼吸音減弱 を正確に理解しておくこと。
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