第04章 呼吸器疾患 / B. 閉塞性呼吸器疾患
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Question
問題 300 気管支喘息について正しい記述はどれか。
  1. 1アレルギー性では1型が関与する。正解!
  2. 2発作は夜間より日中が多い。不正解
  3. 3吸気の延長がみられる。不正解
  4. 4治癒率が高い疾患である。不正解
Explanation
解説
1. [正解]気管支喘息のアレルギー性(アトピー型)ではIgEを介するI型(即時型)アレルギー反応が関与する。 アレルゲン(ダニ、ほこり、カビ、ペットなど)に対してIgE抗体が産生され、肥満細胞からロイコトリエンなどの化学伝達物質が遊離される。 これにより気道平滑筋の収縮、粘膜浮腫、粘液分泌亢進が生じ、気道狭窄をきたす。 小児の90%、成人の60%がアトピー性素因を有する。
2. [誤り]喘息発作は日中よりも夜間に多く、特に深夜から明け方に好発する。 副交感神経が優位となる夜間に気道収縮が増強するためである。
3. [誤り]気管支喘息では気道狭窄により呼気の延長がみられるのであり、吸気の延長ではない。 閉塞性換気障害の特徴として、呼気時に空気を排出しにくくなる。
4. [誤り]気管支喘息は完全治癒が困難な慢性疾患であり、コントロールする疾患と位置づけられている。 自己判断による服薬中止は重篤な発作や死亡の原因となりうる。
Key Points
ポイント
  • 気管支喘息のアトピー型はIgEを介するI型アレルギーが関与し、即時型喘息反応(10分後~3時間以内に消失)と遅延型喘息反応(4~6時間後~24時間以内に消失)がみられる。
  • 喘息発作は夜間に多く、呼気の延長が特徴であり、完全治癒は困難である。これら3つの誤り選択肢のパターンは頻出であるため確実に押さえておく。
  • 重要用語: I型アレルギー, IgE, 夜間発作, 呼気延長, コントロールする疾患 を正確に理解しておくこと。
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