第04章 呼吸器疾患 / B. 閉塞性呼吸器疾患
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Question
問題 297 気管支喘息の症状として適切でないのはどれか。
  1. 1咳嗽不正解
  2. 2吸気の延長正解!
  3. 3起坐呼吸不正解
  4. 4喘鳴不正解
Explanation
解説
1. [誤り]咳嗽は気管支喘息の主症状の一つであり、発作時や夜間に増悪する。 咳嗽のみで喘鳴を伴わない「咳喘息」と呼ばれる病型もある。
2. [正解]**正しい(適切でない症状)。** 気管支喘息では吸気ではなく呼気の延長がみられる。 気道の狭窄により空気を吐き出しにくくなるため、呼気時間が延長する。 聴診でも笛声音(wheezes)は呼気時に強く聴取される。これは閉塞性換気障害の特徴である。
3. [誤り]起坐呼吸は重症の喘息発作時にみられる症状であり、臥位では呼吸困難が増悪するため坐位をとる。 呼吸補助筋を効果的に使用でき、横隔膜の運動を助けるため、患者は自然にこの姿勢をとる。
4. [誤り]喘鳴は気道狭窄により生じる「ヒューヒュー」「ゼーゼー」という呼吸音であり、気管支喘息の最も特徴的な所見である。 聴診上、笛声音(wheezes)として聴取される。 | 喘息の症状 | 特徴 | |:---|:---| | 咳嗽 | 発作時・夜間に増悪、咳喘息もある | | 呼気延長 | 気道狭窄により呼気が困難(吸気延長ではない) | | 喘鳴 | 笛声音(wheezes)、呼気時に強い | | 起坐呼吸 | 重症発作時に坐位をとる | | 呼吸困難 | 夜間~早朝に増悪しやすい | <p style="font-size:0.8em; color:#888; text-align:center; margin-top:0.3em;">表: 気管支喘息の主な症状</p>
Key Points
ポイント
  • 気管支喘息は閉塞性換気障害であるため呼気の延長がみられ、吸気の延長ではない。「吸気」と「呼気」の取り違えに注意すること。
  • 上気道閉塞(クループなど)では吸気性喘鳴が生じるが、下気道閉塞(喘息)では呼気性喘鳴となる点も区別しておく。
  • 重要用語: 呼気延長, 笛声音(wheezes), 起坐呼吸 を正確に理解しておくこと。
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