第04章 呼吸器疾患 / B. 閉塞性呼吸器疾患
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Question
問題 293 慢性気管支炎の主症状はどれか。
  1. 1嗄 声不正解
  2. 2喀 痰正解!
  3. 3胸 痛不正解
  4. 4高 熱不正解
Explanation
解説
1. [誤り]嗄声(させい)は声のかすれであり、喉頭の疾患や反回神経麻痺でみられる。 慢性気管支炎では喉頭レベルの障害は通常生じないため、嗄声は主症状に含まれない。
2. [正解]慢性気管支炎の主症状は咳嗽と喀痰であり、特に膿性(黄緑色)痰が中心となる。 喫煙による気道分泌の増加が基盤にあり、痰がからんで息苦しさを自覚することも多い。 定義上「2年以上にわたり、年に3か月以上咳嗽・喀痰が持続する状態」とされている。 喀痰量も多く、気道感染を合併するとさらに増加する。
3. [誤り]胸痛は胸膜炎、虚血性心疾患、気胸などでみられる症状である。 慢性気管支炎では胸膜面への炎症波及がない限り、胸痛は通常認めない。
4. [誤り]高熱は急性感染症でみられる症状であり、慢性気管支炎では通常高熱を伴わない。 急性増悪時に発熱を認めることはあるが、主症状とはいえない。
Key Points
ポイント
  • 慢性気管支炎の定義は「2年以上にわたり、年に3か月以上の咳嗽・喀痰が持続する状態」であり、症状による診断名である。
  • 喫煙者がほとんどであり、禁煙が最も重要な治療である。進行すると肺気腫と混在し、COPD(慢性閉塞性肺疾患)と診断される。
  • 重要用語: 慢性気管支炎, 咳嗽・喀痰, 2年以上・年3か月以上 を正確に理解しておくこと。
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