1. [誤り]気管支喘息は気道の可逆性狭窄により閉塞性換気障害をきたす代表的疾患である。
気道平滑筋の収縮と粘液分泌亢進により気道が狭くなり、呼気が困難となるため1秒率が低下する。
2. [誤り]慢性気管支炎は気道の慢性炎症と分泌亢進により閉塞性換気障害をきたす。
気管支壁の肥厚と粘液の過剰分泌が気道を狭くし、呼気の流れが妨げられる。
3. [正解]肺線維症は肺胞隔壁(間質)の線維化により肺のコンプライアンス(柔らかさ)が低下し、肺が十分に膨張できなくなるため拘束性換気障害をきたす。
肺活量の低下が特徴的な所見であり、1秒率は正常もしくは上昇することが多い。
蜂巣肺と呼ばれる病理像を呈し、酸素の取り込みも障害される。
4. [誤り]肺気腫は終末細気管支より末梢の気腔が不可逆的に拡大した状態であり、閉塞性換気障害をきたす。
肺胞壁の破壊により気道が呼気時に虚脱しやすくなり、1秒率が低下する。
| 分類 | 代表疾患 | 肺機能の特徴 | 指標 |
|:---|:---|:---|:---|
| 閉塞性換気障害 | 肺気腫、慢性気管支炎、気管支喘息 | 呼気の流速低下 | 1秒率 < 70% |
| 拘束性換気障害 | 肺線維症、じん肺 | 肺の膨張制限 | %肺活量 < 80% |
<p style="font-size:0.8em; color:#888; text-align:center; margin-top:0.3em;">表: 閉塞性換気障害と拘束性換気障害の比較</p>