第04章 呼吸器疾患 / B. 閉塞性呼吸器疾患
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Question
問題 283 肺気腫の発症に最も関与する疾患はどれか。
  1. 1胸膜炎不正解
  2. 2気胸不正解
  3. 3肺癌不正解
  4. 4慢性気管支炎正解!
Explanation
解説
1. [誤り]胸膜炎は胸膜の炎症であり、肺気腫の発症には直接関与しない。胸水貯留が主な病態であり、肺胞壁の破壊を起こす機序はない。
2. [誤り]気胸は胸腔内に空気が漏入する病態であり、肺気腫の原因とはならない。むしろ肺気腫が続発性自然気胸の原因となることがある。
3. [誤り]肺癌は悪性腫瘍であり、肺気腫の発症原因とはならない。喫煙が両疾患の共通の危険因子ではあるが、病態は異なる。
4. [正解]慢性気管支炎は肺気腫の発症に最も関与する疾患である。教科書では「肺気腫と下記の慢性気管支炎はそれぞれが形態学的診断と症状による診断であるため、両疾患の区別が困難、あるいは混在している症例も多く、最近では気道閉塞を認める両疾患をあわせて慢性閉塞性肺疾患(COPD)と総称されている」と記載されている。
Key Points
ポイント
  • 肺気腫と慢性気管支炎は同じ原因物質(タバコの煙や大気汚染)から生じ、両疾患の境界は不明瞭である。
  • 障害部位が気道中心の場合を慢性気管支炎とし、肺胞中心である場合を肺気腫と分類しているが、両疾患の特徴を有する症例も多く存在する。
  • 喫煙が両疾患の共通する最大の危険因子であり、両疾患を合わせてCOPDと呼ぶ。
  • 重要用語: 慢性気管支炎, 肺気腫, COPD, 喫煙, 気道閉塞 を正確に理解しておくこと。
疾患障害部位主な症状
慢性気管支炎中枢気道中心慢性咳嗽、膿性喀痰
肺気腫肺胞中心労作時呼吸苦、呼吸音減弱
COPD両者の混在気道閉塞、呼吸困難
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