1. [誤り]胸膜炎は胸膜の炎症であり、肺気腫の発症には直接関与しない。胸水貯留が主な病態であり、肺胞壁の破壊を起こす機序はない。
2. [誤り]気胸は胸腔内に空気が漏入する病態であり、肺気腫の原因とはならない。むしろ肺気腫が続発性自然気胸の原因となることがある。
3. [誤り]肺癌は悪性腫瘍であり、肺気腫の発症原因とはならない。喫煙が両疾患の共通の危険因子ではあるが、病態は異なる。
4. [正解]慢性気管支炎は肺気腫の発症に最も関与する疾患である。教科書では「肺気腫と下記の慢性気管支炎はそれぞれが形態学的診断と症状による診断であるため、両疾患の区別が困難、あるいは混在している症例も多く、最近では気道閉塞を認める両疾患をあわせて慢性閉塞性肺疾患(COPD)と総称されている」と記載されている。