第04章 呼吸器疾患 / B. 閉塞性呼吸器疾患
1 / 3
Question
問題 280 気管支喘息で誤っているのはどれか。
  1. 1喘鳴を伴う。不正解
  2. 2末梢血好酸球が増加する。不正解
  3. 3喫煙により悪化する。不正解
  4. 4吸気時の呼吸困難が強い。正解!
Explanation
解説
1. [誤り]気管支喘息では気道狭窄により喘鳴を伴う。教科書では「発作時は咳嗽、息苦しさ、息がつまる感じ、呼吸苦、喘鳴を自覚する。このとき、聴診上肺音で笛声音(てきせいおん)を聴取し、呼気時に強くきこえる」と記載されている。
2. [誤り]気管支喘息ではアレルギー性炎症により末梢血好酸球が増加する。教科書では「アトピー型の大部分の患者で好酸球増多、IgE高値を認め」と記載されている。
3. [誤り]喫煙は気道炎症を増悪させ、喘息を悪化させる。教科書には明確な記載はないが、一般的に喫煙は気道過敏性を高め喘息を悪化させる因子である。
4. [正解]気管支喘息では呼気時の呼吸困難が強い(呼気性呼吸困難)。吸気時ではない。気道狭窄により呼気時に気道が閉塞しやすくなるため、呼気時に症状が強くなる。吸気性呼吸困難は上気道狭窄(喉頭浮腫など)で見られる。
Key Points
ポイント
  • 気管支喘息は好酸球、リンパ球を主体とした気道の炎症であり、気道の狭窄と気管支腺の過分泌状態を呈する。
  • 呼気時に気道が狭窄・閉塞するため、呼気性呼吸困難と呼気時喘鳴(笛声音)が特徴的である。
  • アトピー型では好酸球増多、IgE高値を認め、原因アレルゲンとしてダニ、ほこり、カビ、ペットなどの室内アレルゲンが重要である。
  • 症状は日中よりも夜間にひどく、就寝後深夜から明け方に発作が出現することが多い。
  • 重要用語: 気管支喘息, 呼気性呼吸困難, 笛声音, 好酸球増多, 気道過敏性 を正確に理解しておくこと。
症状気管支喘息上気道狭窄(喉頭浮腫など)
呼吸困難の時相呼気性吸気性
喘鳴の時相呼気時に強い吸気時に強い
病変部位下気道(気管支)上気道(喉頭)
◀ 前の問題 ☰ 目次 次の問題 ▶