第04章 呼吸器疾患 / A. 感染性呼吸器疾患
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Question
問題 279 肺結核について正しいのはどれか。
  1. 1空気感染する。正解!
  2. 2治療薬は単剤を用いる。不正解
  3. 3感染すると半数が発病する。不正解
  4. 4我が国の2021年の新規発症患者数は1,000人以下である。不正解
Explanation
解説
1. [正解]肺結核は空気感染する。教科書では「患者の喀痰中に含まれた結核菌が咳とともに喀出され、空中で乾燥し、数ミクロン(μm)の粒子となり、空中を約30分間漂う。現在では空気感染に含まれる」と明記されている。飛沫核感染とも呼ばれる。
2. [誤り]肺結核の治療薬は多剤併用療法を用いる。教科書では「イスコチン(INH)とリファンピシン(RFP)、エサンプトール(EB)、ピラジナマイド(PZA)を2ヵ月服用後、INH, RFPを4ヵ月服用する治療方法が標準である」と記載されており、単剤使用は誤りである。
3. [誤り]結核に感染しても発病する頻度は低い。教科書では「感染が成立してもそのまま発病(一次結核症)する頻度は約5%であり、残りの感染者は無症状のまま」「感染者の約5%が一生涯の間に発病する(二次結核症)」と記載されており、半数が発病するわけではない。
4. [誤り]わが国では年間2万2千人が新たに活動性結核と診断されている(2006年データ)。教科書の記載では2006年で2万2千人であり、1,000人以下ではない。
Key Points
ポイント
  • 肺結核は空気感染(飛沫核感染)する重要な感染症であり、数μmの粒子が空中を約30分間漂う。
  • 感染後1〜2ヵ月でツベルクリン反応が陽性化するが、感染者の約90%は発病しないまま一生を終える。
  • 治療はINH・RFP・EB・PZAの多剤併用療法が標準であり、薬剤感受性菌の場合は治療終了後の再発率は2〜5%程度である。
  • 重要用語: 空気感染, 飛沫核感染, 多剤併用療法, 発病率約5%, ツベルクリン反応 を正確に理解しておくこと。
感染経路特徴代表疾患
空気感染飛沫核(5μm以下)が空中に浮遊結核、麻疹、水痘
飛沫感染飛沫(5μm以上)が1m程度飛散インフルエンザ、肺炎
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