第04章 呼吸器疾患 / A. 感染性呼吸器疾患
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Question
問題 277 呼吸器感染症について正しいのはどれか。
  1. 1非結核性抗酸菌は人から人へ感染する。不正解
  2. 2感冒の原因は主に細菌感染である。不正解
  3. 3肺結核の治療は抗菌薬の単剤治療である。不正解
  4. 4肺炎治療で菌の耐性化が問題となっている。正解!
Explanation
解説
1. [誤り]非結核性抗酸菌は環境中(土中や水中)に存在する菌であり、ヒトからヒトへの感染はない。教科書では「ヒトからヒトへの感染はない」と明記されている。結核菌とは異なり空気感染しない。
2. [誤り]かぜ症候群の原因は90〜95%はウイルスによるものである。教科書では「かぜ症候群の原因はウイルス、細菌、マイコプラズマなどがあるが、90〜95%はウイルスによるもの」と明記されている。細菌感染は主な原因ではない。
3. [誤り]肺結核の治療は多剤併用療法が原則である。教科書では「イスコチン(INH)とリファンピシン(RFP)、エサンプトール(EB)、ピラジナマイド(PZA)を2ヵ月服用後、INH, RFPを4ヵ月服用する治療方法が標準である」と記載されており、単剤治療ではない。
4. [正解]肺炎治療で菌の耐性化が問題となっている。教科書では「日本では、感染症に対して高価な広域の抗菌薬を安易に使用する傾向がある。そのため、菌の耐性化が問題になっている」と明記され、MRSAなどの耐性菌が院内感染の原因菌として注目されている。
Key Points
ポイント
  • 日本では感染症に対して広域抗菌薬を安易に使用する傾向があり、菌の耐性化が大きな問題となっている。
  • MRSAは黄色ブドウ球菌が耐性化した多剤耐性菌であり、免疫能低下患者で致命的感染症の原因となる。
  • その他、ペニシリン耐性肺炎球菌、バンコマイシン低感受性黄色ブドウ球菌、バンコマイシン耐性腸球菌などの耐性菌が知られている。
  • 重要用語: 薬剤耐性菌, MRSA, 抗菌薬適正使用, 多剤耐性菌, 院内感染 を正確に理解しておくこと。
耐性菌の種類特徴
MRSAメチシリン耐性黄色ブドウ球菌、多剤耐性、院内感染の主要原因
ペニシリン耐性肺炎球菌ペニシリン系抗生物質に耐性
バンコマイシン耐性菌最終手段の抗菌薬に耐性
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