第04章 呼吸器疾患 / A. 感染性呼吸器疾患
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Question
問題 276 呼吸器感染症について正しいのはどれか。
  1. 1上気道炎の治療は主に抗菌薬である。不正解
  2. 265歳以上の高齢者には肺炎球菌ワクチンが推奨されている。正解!
  3. 3インターフェロンγ遊離試験は非結核性抗酸菌症で陽性となる。不正解
  4. 4日本の結核患者数は先進国の中では少ない。不正解
Explanation
解説
1. [誤り]上気道炎(かぜ症候群)の原因はウイルス、細菌、マイコプラズマなどがあるが、90〜95%はウイルスによるものである。教科書では「90〜95%はウイルスによるもの」と明記されており、抗菌薬は不要である。治療は対症療法が中心である。
2. [正解]高齢者には肺炎球菌ワクチンの接種が推奨されている。教科書の肺気腫の項で「インフルエンザワクチンと肺炎球菌ワクチンの接種」が感染予防として記載されており、高齢者では肺炎による死亡率が著しく高いことから推奨される。
3. [誤り]インターフェロンγ遊離試験(QuantiFERON法)は結核菌感染の判定に用いられる。教科書では「非結核性抗酸菌感染やBCG感作では陽性にならない点がツベルクリン反応とは異なる」と明記されており、非結核性抗酸菌症では陽性とならない。
4. [誤り]わが国において結核はほかの先進国と比べて患者が多い。教科書では「ほかの先進国と比べて患者が多いだけでなく、その減少率の鈍化がみられ、いまだ重要な感染症である」と明記されている。
Key Points
ポイント
  • 上気道炎の90〜95%はウイルス性であり、抗菌薬投与は細菌感染もしくは細菌感染の合併、基礎疾患がある症例に限られる。
  • 高齢者では肺炎による死亡率が著しく高く(65〜69歳:44人、85〜89歳:1,266人/10万人)、肺炎球菌ワクチンとインフルエンザワクチンの接種が推奨される。
  • QuantiFERON法は結核菌に特異的であり、非結核性抗酸菌感染やBCGでは陽性にならない。
  • 重要用語: 肺炎球菌ワクチン, 上気道炎ウイルス性, QuantiFERON法, 結核中蔓延国 を正確に理解しておくこと。
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