第04章 呼吸器疾患 / A. 感染性呼吸器疾患
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Question
問題 271 肺結核を疑う症状で適切でないのはどれか。
  1. 1胸痛正解!
  2. 2喀痰不正解
  3. 3微熱不正解
  4. 4咳嗽不正解
Explanation
解説
1. [正解]胸痛は肺結核の初期症状としては適切ではない。肺結核では肺胞部の炎症が主体であり、胸痛は認めない。胸痛が出現するのは結核性胸膜炎を合併した場合である。胸膜炎を合併すると壁側胸膜の炎症により胸痛が生じるが、肺結核の典型的な初期症状ではない。
2. [誤り]肺結核では慢性的な喀痰がみられる。咳嗽とともに喀痰を認め、時に血痰や喀血を伴う。長期間続く喀痰は肺結核を疑う重要な症状である。喀痰の抗酸菌塗抹検査や培養検査により確定診断を行う。
3. [誤り]微熱は肺結核の最も典型的な全身症状の一つである。特に午後から夕方にかけての37℃台の微熱が特徴的で、通常の細菌性肺炎のような高熱は認めないことが多い。微熱とともに盗汗(寝汗)、全身倦怠感、体重減少などがみられる。
4. [誤り]2週間以上持続する慢性咳嗽は肺結核を疑う最も重要な症状である。長期間続く咳嗽や喀痰は、結核の可能性も考慮することが必要である。咳嗽とともに喀痰や血痰を認める場合、肺結核の可能性を考えて検査を行う。
Key Points
ポイント
  • 肺結核を疑う症状は慢性の咳嗽、喀痰(血痰を含む)、微熱、全身倦怠感、体重減少、盗汗である。
  • 胸痛は肺結核の初期症状としては典型的ではなく、胸膜炎を合併した場合に出現する。
  • 肺結核では肺胞部の炎症が主体であり、胸痛を認めない。胸膜炎合併時に胸痛が出現する。
  • 2週間以上続く咳嗽や喀痰、午後の微熱、盗汗、体重減少は肺結核を疑う重要な徴候である。
  • 重要用語: 肺結核、慢性咳嗽、微熱、盗汗、結核性胸膜炎 を正確に理解しておくこと。
症状肺結核での出現備考
慢性咳嗽+++(典型的)2週間以上持続
喀痰・血痰+++(典型的)喀痰検査で診断
微熱+++(典型的)午後〜夕方、37℃台
盗汗++(よくみられる)夜間の寝汗
体重減少++(よくみられる)全身倦怠感を伴う
胸痛+(非典型的)胸膜炎合併時のみ
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