1. [正解]BCG(Bacille de Calmette et Guérin:カルメット・ゲラン桿菌)は結核の予防接種(ワクチン)であり、診断には用いられない。ウシ型結核菌を弱毒化した生ワクチンで、接種により結核感染を予防する。乳児期に接種され、結核菌に対する免疫を獲得させる目的で使用される。
2. [誤り]喀痰検査は肺結核の確定診断に用いられる最も重要な検査である。喀痰の抗酸菌塗抹検査(チール・ネルゼン染色)で結核菌を迅速に検出し、喀痰培養検査(小川培地や液体培地)で結核菌を同定する。PCR法やMTD法による遺伝子診断も短期間で診断可能である。
3. [誤り]胸部X線検査は肺結核のスクリーニングおよび病変の評価に用いられる基本的検査である。肺野の浸潤影、空洞形成、肺門リンパ節腫大などの特徴的所見を描出する。健康診断での胸部X線検査により無症状の結核患者が発見されることも多い。
4. [誤り]ツベルクリン反応(PPD皮膚テスト)は結核菌感染の有無を調べる検査であり、診断の補助に用いられる。PPD液0.1mlを皮内注射し48時間後に判定する。発赤長径10mm以上が陽性で、結核感染後2ヵ月以上経過していることを示唆する。ただしBCG接種でも陽性化するため、最近ではQuantiFERON法がより有用である。