1. [誤り]カリニ肺炎(現在はニューモシスチス肺炎と呼称)はAIDSなど重度の免疫不全状態に合併する日和見感染症である。Pneumocystis jirovecii(旧名Pneumocystis carinii)による真菌感染であり、高齢者に特有の疾患ではなく、免疫抑制状態の患者に発症する。
2. [正解]嚥下性肺炎(誤嚥性肺炎)は高齢者に最も特徴的な肺炎である。加齢に伴う嚥下機能の低下、咳嗽反射の減弱、唾液分泌減少により、口腔内細菌を含む唾液や食物が気道に誤嚥されて発症する。高齢者肺炎の大部分を占め、しばしば繰り返す。起炎菌は嫌気性菌や口腔内常在菌が多い。
3. [誤り]気管支肺炎は年齢を問わず発症する肺炎のパターンであり、高齢者に特徴的とは言えない。気管支を中心に斑状に分布する肺炎像を示す。高齢者では嚥下性肺炎として気管支肺炎の形態をとることが多いが、嚥下性肺炎の方がより特徴的である。
4. [誤り]マイコプラズマ肺炎は小児から若年成人(5〜35歳)に好発する異型肺炎であり、高齢者に特徴的な肺炎ではない。頑固な乾性咳嗽が特徴で、約4年周期で流行する。