第03章 肝・胆・膵疾患 / C. 膵臓疾患
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Question
問題 260 膵癌について正しいのはどれか。
  1. 1CA19-9は特異度が高い。正解!
  2. 2アミラーゼ値は病態を反映する。不正解
  3. 3放射線検査で確定診断ができる。不正解
  4. 4早期に発見されやすい。不正解
Explanation
解説
1. [正解]CA19-9は膵癌の腫瘍マーカーとして比較的特異度が高く、膵癌での陽性率は約80%である。 膵癌の診断補助だけでなく、治療効果の判定や再発のモニタリングにも広く用いられる。 ただしCA19-9は胆道閉塞や胆管炎など良性疾患でも上昇することがあるため、単独での確定診断には用いられない。
2. [誤り]アミラーゼ値は急性膵炎では膵組織の破壊により著明に上昇するが、膵癌の病態を直接的に反映する指標ではない。 膵癌では膵管の閉塞により二次的にアミラーゼが上昇することはあるが、病勢を反映する信頼性の高い指標とはならない。
3. [誤り]CT・MRI・超音波内視鏡などの画像検査は膵癌の存在診断や進展度評価に有用であるが、確定診断には至らない。 膵癌の確定診断には組織学的検査(超音波内視鏡下穿刺吸引生検などによる病理組織診断)が必要である。
4. [誤り]膵癌は早期発見が極めて困難な癌である。膵臓は後腹膜臓器であり初期症状に乏しいため、発見時にはすでに進行していることが多い。 5年生存率は極めて低く、「暗黒の臓器の癌」とも呼ばれ、予後不良な癌の代表である。
Key Points
ポイント
  • 膵癌の腫瘍マーカーはCA19-9が最も有用であり、膵癌での陽性率は約80%。確定診断には組織学的検査(病理診断)が必要。
  • 膵癌は後腹膜に位置するため初期症状に乏しく早期発見が困難であり、予後不良な癌の代表である。膵頭部癌では閉塞性黄疸(無痛性黄疸)がみられることがある。
  • 重要用語: 膵癌, CA19-9, 早期発見困難, 予後不良, 病理組織診断 を正確に理解しておくこと。
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