第03章 肝・胆・膵疾患 / C. 膵臓疾患
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Question
問題 258 急性膵炎の原因で最も多いのはどれか。
  1. 1アルコール性正解!
  2. 2自己免疫性不正解
  3. 3胆石性不正解
  4. 4薬剤性不正解
Explanation
解説
1. [正解]日本における急性膵炎の原因で最も多いのはアルコール性であり、全体の約40%を占める。 大量飲酒により膵管内圧の上昇と膵酵素の自己消化が生じ、急性膵炎を発症する。 特に男性ではアルコール性が最多であり、上腹部痛・背部痛・血中アミラーゼ上昇が特徴的所見である。
2. [誤り]自己免疫性膵炎は比較的稀な疾患であり、急性膵炎の最多原因ではない。 IgG4関連疾患に分類され、膵臓のびまん性腫大を呈し、ステロイド治療に良好に反応するのが特徴である。
3. [誤り]胆石性膵炎は急性膵炎の原因として2番目に多く、全体の約20%を占める。 胆石がVater乳頭部に嵌頓して膵管を閉塞することで発症する。全体ではアルコール性が最多だが、女性に限れば胆石性が最多原因となる。
4. [誤り]薬剤性膵炎は急性膵炎の原因としては稀であり、全体の1〜2%程度にすぎない。 原因薬剤としてアザチオプリン、バルプロ酸、サイアザイド系利尿薬などが知られている。
Key Points
ポイント
  • 急性膵炎の原因はアルコール性(約40%)が最多、次いで胆石性(約20%)。男性ではアルコール性、女性では胆石性が最多原因である。
  • 急性膵炎の重症例では低カルシウム血症(脂肪壊死によるカルシウム消費)、DIC、多臓器不全などの合併症がみられ、疼痛は座位前屈位で軽減する。
  • 重要用語: 急性膵炎, アルコール性, 胆石性, Vater乳頭, 膵酵素自己消化 を正確に理解しておくこと。
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