第03章 肝・胆・膵疾患 / C. 膵臓疾患
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Question
問題 256 膵癌のリスクファクターでないのはどれか。
  1. 1糖尿病不正解
  2. 2慢性膵炎不正解
  3. 3喫煙不正解
  4. 4高血圧正解!
Explanation
解説
1. [誤り]糖尿病は膵癌の重要なリスクファクターであり、糖尿病患者では膵癌のリスクが約2倍に上昇する。 また、膵癌により膵臓のランゲルハンス島が障害され、二次的に糖尿病が新規発症・悪化することもあり、新規発症の糖尿病が膵癌の早期徴候となることがある。
2. [誤り]慢性膵炎は膵癌の確立されたリスクファクターであり、長期にわたる膵臓の慢性炎症が発癌に関与する。 特に遺伝性膵炎では膵癌のリスクが著しく高く、通常の慢性膵炎でも10〜20年の経過で膵癌リスクが上昇する。
3. [誤り]喫煙は膵癌の重要なリスクファクターであり、喫煙者の膵癌リスクは非喫煙者の約2倍とされている。 喫煙量・喫煙期間に依存して膵癌リスクが上昇し、禁煙によりリスクは徐々に低下する。
4. [正解]**正しい(リスクファクターでない)。** 高血圧は脳卒中や虚血性心疾患などの心血管疾患のリスクファクターであるが、膵癌のリスクファクターとしては確立されていない。 膵癌のリスクファクターは糖尿病、慢性膵炎、喫煙、膵癌の家族歴、肥満、大量飲酒などであり、高血圧は含まれない。
Key Points
ポイント
  • 膵癌のリスクファクター: 糖尿病、慢性膵炎、喫煙、膵癌の家族歴、肥満、大量飲酒。高血圧や脂質異常症は膵癌のリスクファクターには含まれない。
  • 膵癌は後腹膜臓器に発生するため初期症状に乏しく、早期発見が困難な予後不良の癌である。腫瘍マーカーはCA19-9が有用。
  • 重要用語: 膵癌, リスクファクター, 糖尿病, 慢性膵炎, 喫煙 を正確に理解しておくこと。
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