第03章 肝・胆・膵疾患 / C. 膵臓疾患
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Question
問題 251 「20歳の女性。呼吸困難、全身倦怠感の精査のため受診。胸部レントゲン写真で心拡大と肺うっ血を認めた。心エコー検査では左室内腔は著明に拡大し、心室中隔と左室後壁は薄くなっていた。」本疾患の所見で適切なのはどれか。
  1. 1尿量増加不正解
  2. 2頸静脈怒張正解!
  3. 3左房径縮小不正解
  4. 4肺動脈圧低下不正解
Explanation
解説
1. [誤り]心不全では心拍出量低下により腎血流が減少し、尿量は減少する(増加ではない)。 乏尿は心不全の重要な所見の一つである。
2. [正解]拡張型心筋症による心不全では、静脈還流のうっ滞により頸静脈怒張がみられる。 左室拡大→左心不全→肺うっ血→右心不全→体静脈うっ滞という病態の進行により、頸静脈の怒張が出現する。 頸静脈怒張は右心不全(うっ血性心不全)を示す重要な身体所見である。
3. [誤り]拡張型心筋症では左室拡大に伴い僧帽弁逆流が生じ、左房径も拡大する(縮小ではない)。 左室内腔の拡大は心エコー検査で確認される。
4. [誤り]胸部X線で肺うっ血を認めているため、肺動脈圧は上昇している(低下ではない)。 左心不全による肺静脈うっ血が肺動脈圧の上昇をもたらす。
Key Points
ポイント
  • 拡張型心筋症では左室内腔が拡大し心収縮力が低下するため、うっ血性心不全の所見がみられる。頸静脈怒張は右心不全(体静脈うっ滞)の重要な徴候である。
  • 心不全では尿量減少、左房径拡大、肺動脈圧上昇となり、「増加」「縮小」「低下」はいずれも誤り。
  • 重要用語: 拡張型心筋症, 頸静脈怒張, うっ血性心不全, 左室拡大 を正確に理解しておくこと。
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