1. [誤り]急性膵炎の成因はアルコール多飲(約40%)と胆石(約20%)が大部分を占め、成因不明は約25%である。
成因不明が「多い」とは言えず、アルコールと胆石の二大原因で約60%を占める。
2. [誤り]急性膵炎の腹痛は座位前屈位(前かがみの姿勢)で軽減するのであり、単なる起坐位では十分に軽減しない。
起坐位は心不全による呼吸困難(起坐呼吸)の軽減に有効な姿勢であり、急性膵炎とは異なる。
3. [正解]急性膵炎の重症例では低カルシウム血症がみられる。
膵壊死に伴い脂肪壊死が生じ、壊死部位でカルシウムが脂肪酸と結合して消費されるため、血中カルシウムが低下する。
低カルシウム血症は重症度判定の指標の一つであり、テタニーなどの症状を呈することがある。
4. [誤り]急性膵炎から慢性膵炎への移行は約10%と低率であり、「多い」とは言えない。
原因が取り除かれれば多くの場合は治癒し、ときに仮性嚢胞を残すことがある。