第03章 肝・胆・膵疾患 / C. 膵臓疾患
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Question
問題 249 慢性膵炎で正しい記述はどれか。
  1. 1胆石によるものが多い。不正解
  2. 2便秘が多い。不正解
  3. 3腹部超音波検査で石灰化像がみられる。正解!
  4. 4病初期より糖尿病が発症する。不正解
Explanation
解説
1. [誤り]慢性膵炎は男性ではアルコールによるものが最も多い(約70%)。 胆石は急性膵炎の主な原因であり、慢性膵炎の主因ではない。女性では原因不明が約60%を占める。
2. [誤り]慢性膵炎では膵外分泌機能の低下により脂肪の消化吸収が障害され、脂肪便(脂肪性下痢)がみられる。 便秘ではなく下痢・脂肪便が特徴である。
3. [正解]慢性膵炎では膵管内や膵実質に石灰化が生じ、腹部超音波検査やCT検査で石灰化像がみられる。 膵内不整エコー、石灰化像、膵管の不整拡張が慢性膵炎の超音波所見として特徴的である。 腹部単純X線検査でも膵臓に一致した石灰沈着が認められることがある。
4. [誤り]糖尿病(二次性糖尿病)は膵臓の内分泌機能が高度に障害された進行期に合併するものであり、病初期からではない。 膵実質の破壊が十分進行してランゲルハンス島が障害されると、インスリン分泌低下により糖尿病を発症する。 | 慢性膵炎の病期 | 外分泌機能 | 内分泌機能 | 主な症状 | |:---|:---|:---|:---| | 初期〜中期 | 正常〜軽度低下 | 正常 | 上腹部痛・背部痛 | | 進行期 | 著明に低下 | 低下 | 脂肪便、二次性糖尿病 | <p style="font-size:0.8em; color:#888; text-align:center; margin-top:0.3em;">表: 慢性膵炎の病期と機能障害</p>
Key Points
ポイント
  • 慢性膵炎ではアルコールが最大の原因であり(胆石は急性膵炎の原因)、超音波やCTで膵石灰化像がみられる。脂肪便(便秘ではない)と二次性糖尿病(病初期ではなく進行期)が特徴。
  • 慢性膵炎の外分泌機能検査としてパンクレオザイミン・セクレチン試験(PS試験)が行われる。
  • 重要用語: 膵石灰化, アルコール性, 脂肪便, 二次性糖尿病 を正確に理解しておくこと。
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