第03章 肝・胆・膵疾患 / C. 膵臓疾患
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Question
問題 244 膵臓癌で適切でない記述はどれか。
  1. 1体重減少がある。不正解
  2. 2食欲不振がある。不正解
  3. 3心窩部痛を起こしやすい。不正解
  4. 4血清アミラーゼ値が低下する。正解!
Explanation
解説
1. [誤り]膵臓癌では腫瘍による消耗(悪液質)と消化吸収障害により体重減少がみられる。 進行すると著明な体重減少を呈し、予後不良の徴候となる。
2. [誤り]膵臓癌では全身的な影響と消化機能の低下により食欲不振が出現する。 初期には不定愁訴として軽微なことが多く、放置されやすい。
3. [誤り]膵臓は後腹膜腔の心窩部付近に位置するため、膵臓癌では心窩部痛を起こしやすい。 背部痛も特徴的であり、仰臥位で増強し座位前屈で軽減する傾向がある。
4. [正解]膵臓癌では膵管の閉塞や膵組織の破壊により、膵酵素が血中に逸脱してアミラーゼ値は上昇することが多い。 教科書的には「アミラーゼ値、リパーゼ値はあまり参考とならない」とされるが、低下するという記述は適切ではない。 膵癌の診断にはCA19-9などの腫瘍マーカーや画像検査が重要であり、アミラーゼ値は補助的な意義にとどまる。
Key Points
ポイント
  • 膵臓癌の主症状は体重減少、食欲不振、心窩部痛・背部痛であり、膵頭部癌では閉塞性黄疸も出現する。血清アミラーゼ値は低下するよりも上昇することが多い。
  • 膵癌の診断にはCA19-9(腫瘍マーカー)と画像検査(超音波、CT、ERCP、MRCP)が重要である。早期診断が困難で予後不良な癌である。
  • 重要用語: 膵臓癌, 体重減少, CA19-9, 閉塞性黄疸 を正確に理解しておくこと。
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