第03章 肝・胆・膵疾患 / B. 胆道疾患
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Question
問題 242 急性胆囊炎について正しいのはどれか。
  1. 1左季肋部に強い痛みを認める。不正解
  2. 2高脂肪食を摂取すると起こりやすい。正解!
  3. 3腹部超音波検査では胆囊の萎縮を認める。不正解
  4. 4若年者に多くみられる。不正解
Explanation
解説
1. [誤り]急性胆嚢炎の痛みは右季肋部に認められ、左季肋部ではない。 胆嚢は肝臓下面の右上腹部に位置し、炎症時には右季肋部の圧痛とマーフィー徴候がみられる。 左季肋部痛は脾臓疾患や膵尾部疾患で生じる。
2. [正解]高脂肪食を摂取するとコレシストキニン(CCK)が分泌され、胆嚢が収縮する。 胆嚢内に胆石がある場合、この収縮により胆石が胆嚢頸部に嵌頓し、急性胆嚢炎を発症する。 一般的な食事パターンから、高脂肪食後や夜間に発作が起こりやすい。
3. [誤り]急性胆嚢炎では腹部超音波検査で胆嚢の腫大(拡大)を認め、萎縮ではない。 胆嚢壁の肥厚(浮腫による3層化)、胆嚢周囲の液体貯留、胆石も確認される。
4. [誤り]急性胆嚢炎は中高年に多くみられ、特に高齢者、女性に好発する。 成人検診受診者の約15%に胆石が認められ、若年者に多い疾患ではない。
Key Points
ポイント
  • 急性胆嚢炎は高脂肪食摂取後に起こりやすく、コレシストキニン分泌→胆嚢収縮→胆石嵌頓が発症機序である。右季肋部痛(左ではない)、胆嚢腫大(萎縮ではない)、中高年に多い(若年者ではない)の3点に注意。
  • 超音波検査で胆嚢腫大、胆嚢壁の3層化、胆石の描出が診断に有用である。
  • 重要用語: 高脂肪食, コレシストキニン, 右季肋部痛, 胆嚢腫大 を正確に理解しておくこと。
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