第03章 肝・胆・膵疾患 / B. 胆道疾患
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Question
問題 240 急性虫垂炎の初期にみられるのはどれか。
  1. 1心窩部痛正解!
  2. 2左下腹部痛不正解
  3. 3右上背部痛不正解
  4. 4右季肋部痛不正解
Explanation
解説
1. [正解]急性虫垂炎の初期には内臓痛として心窩部痛や臍周囲痛がみられる。 これは虫垂の炎症による痛覚が内臓神経(自律神経)を介してT10レベルに伝わるためである。 炎症が進行して壁側腹膜に波及すると、体性痛として右下腹部(マックバーネー点)に限局した痛みに変化する。 この痛みの移動が急性虫垂炎の特徴的な経過である。
2. [誤り]左下腹部痛はS状結腸の疾患(S状結腸憩室炎など)でみられる痛みである。 虫垂は右下腹部に位置するため、虫垂炎で左下腹部痛がみられることはない。
3. [誤り]右上背部痛は胆石症や右腎疾患でみられることがあり、虫垂炎の初期症状ではない。 背部痛が主体となるのは膵臓疾患や腎疾患である。
4. [誤り]右季肋部痛は胆嚢炎や胆石症でみられる痛みであり、虫垂炎の初期症状ではない。 右季肋部には胆嚢が位置しており、虫垂とは解剖学的位置が異なる。
Key Points
ポイント
  • 急性虫垂炎の痛みの経過: 初期は内臓痛として心窩部〜臍周囲に→進行すると体性痛として右下腹部(マックバーネー点・ランツ点)に移動する。この痛みの移動パターンが診断の重要な手がかりとなる。
  • 右季肋部痛=胆嚢炎・胆石症、左下腹部痛=S状結腸疾患と区別すること。各部位の痛みと対応疾患を整理しておく。
  • 重要用語: 虫垂炎の初期心窩部痛, マックバーネー点, 内臓痛から体性痛への移行 を正確に理解しておくこと。
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