第03章 肝・胆・膵疾患 / B. 胆道疾患
1 / 3
Question
問題 235 胆石症の症状でないのはどれか。
  1. 1上腹部痛不正解
  2. 2下血正解!
  3. 3発熱不正解
  4. 4黄疸不正解
Explanation
解説
1. [誤り]胆石が胆嚢頸部や胆管を閉塞すると、心窩部から右季肋部にかけて激しい疝痛(胆石発作)が出現する。 上腹部痛は胆石症の代表的症状であり、しばしば右肩に放散する。
2. [正解]下血は下部消化管出血の症状であり、胆石症の症状ではない。 下血は大腸疾患(大腸癌、潰瘍性大腸炎、大腸憩室出血など)でみられる所見であり、胆道系疾患とは関連がない。 胆石症で問題となる消化管症状は悪心・嘔吐であり、出血性の症状は伴わない。
3. [誤り]胆石による胆道感染(胆嚢炎、胆管炎)を合併すると発熱が出現する。 発熱は上腹部痛、黄疸とともにシャルコー三徴を構成する重要な症状である。
4. [誤り]胆石が総胆管を閉塞すると胆汁の流出障害により閉塞性黄疸が出現する。 褐色尿や灰白色便を伴い、直接ビリルビン優位の高ビリルビン血症を呈する。
Key Points
ポイント
  • 胆石症の主要症状は上腹部痛(右季肋部痛)、発熱、黄疸であり、これらはシャルコー三徴として知られる。下血は胆石症の症状ではなく、下部消化管出血の症状である。
  • 胆石発作は高脂肪食摂取後や夜間に起こりやすく、胆嚢の急激な収縮が原因となる。
  • 重要用語: シャルコー三徴, 胆石発作, 右季肋部痛, 閉塞性黄疸 を正確に理解しておくこと。
◀ 前の問題 ☰ 目次 次の問題 ▶