1. [誤り]CA125は卵巣癌の腫瘍マーカーであり、肝細胞癌では上昇しない。
子宮内膜症でも上昇するが、肝疾患の指標としては用いられない。
2. [誤り]SCC(扁平上皮癌関連抗原)は扁平上皮癌の腫瘍マーカーである。
子宮頸癌、食道癌、肺扁平上皮癌などで上昇するが、肝細胞癌とは無関係である。
3. [誤り]CEA(癌胎児性抗原)は大腸癌をはじめとする消化器癌の腫瘍マーカーである。
肝細胞癌の特異的マーカーではない。ただし胆管細胞癌では上昇することがある。
4. [正解]C型肝炎から慢性肝炎・肝硬変を経て合併する悪性腫瘍は肝細胞癌であり、AFP(α-フェトプロテイン)が上昇する。
AFPは肝細胞癌の代表的腫瘍マーカーであり、早期発見のために1〜2ヵ月に1回の定期測定が推奨される。
PIVKA-IIも肝細胞癌のマーカーとして併用され、AFPとは異なる機序で上昇するため両者の組み合わせで診断精度が向上する。
| 腫瘍マーカー | 対応する悪性腫瘍 |
|:---|:---|
| AFP | 肝細胞癌 |
| CA125 | 卵巣癌 |
| SCC | 扁平上皮癌(子宮頸癌、食道癌等) |
| CEA | 大腸癌、胃癌 |
| CA19-9 | 膵癌、胆道癌 |
<p style="font-size:0.8em; color:#888; text-align:center; margin-top:0.3em;">表: 腫瘍マーカーと対応疾患の一覧</p>