1. [誤り]生ガキの摂取で起こるのはA型肝炎(経口感染)である。
C型肝炎は血液感染であり、本症例では針刺し事故による感染が原因と考えられる。
2. [正解]C型肝炎は慢性化の頻度が極めて高く、感染者の60〜70%が慢性化する。
慢性C型肝炎は肝硬変を経て肝細胞癌へ進展するリスクがある(10〜20年で肝硬変に移行)。
本症例はHCV抗体陽性・HCV-RNA陽性であり、現在のC型肝炎ウイルス感染状態を示している。
慢性化率の高さがC型肝炎の最大の特徴であり、臨床上最も重要な点である。
3. [誤り]C型肝炎の劇症化はまれである。
劇症肝炎へ進展しやすいのはB型肝炎(特にHBe抗原非産生変異株)やA型肝炎(高齢者)である。
4. [誤り]C型肝炎ウイルスに対する有効なワクチンは現在も開発されていない。
ワクチン予防が可能なのはA型肝炎(HAワクチン)とB型肝炎(HBワクチン)である。