1. [正解]肝硬変は慢性肝疾患(ウイルス性肝炎、アルコール性肝障害など)の終末像であり、動脈硬化とは関連が少ない。
肝硬変の「硬変」は肝臓全体が線維化と再生結節で置き換わった状態を指し、動脈の硬化とは全く異なる病態である。
名称に「硬」の字が含まれるため動脈硬化と混同しやすいが、病態は別である。
2. [誤り]腎硬化症は腎臓の動脈硬化が原因で腎血流が低下し、腎機能障害をきたす疾患である。
高血圧が主な原因であり、動脈硬化と直接的に関連する代表的疾患である。
3. [誤り]脳梗塞(特にアテローム血栓性脳梗塞)は脳動脈の動脈硬化により血管が狭窄・閉塞して発生する。
動脈硬化性疾患の代表であり、高血圧・糖尿病・脂質異常症が危険因子となる。
4. [誤り]心筋梗塞は冠動脈の動脈硬化によりプラーク(粥腫)が破綻し、血栓が形成されて冠動脈が閉塞する。
動脈硬化性疾患の最も典型的な疾患の一つである。