1. [正解]A型肝炎では発熱が初期症状として高頻度にみられる。
前駆期に38〜39度の発熱、関節痛、悪心・嘔吐、発疹が出現し、その後に黄疸期に移行する。
A型肝炎はとくに発熱と関節痛が目立つのが特徴である。
2. [誤り]B型肝炎ではHBe抗原陽性の母親から新生児への垂直感染(母子感染)がみられる。
日本ではかつて母子感染が主な感染経路であり、現在はHBワクチンとHBs免疫グロブリンによる母子感染予防対策が行われている。
3. [誤り]C型肝炎の劇症化はまれである。
C型肝炎の特徴は劇症化ではなく、高い慢性化率(60〜70%)にある。劇症化しやすいのはB型(特にHBe抗原非産生変異株)やA型(高齢者)である。
4. [誤り]E型肝炎の原因は獣肉(イノシシ、シカ、豚など)の生食や加熱不十分な摂取である。
生鮮魚介類(生ガキなど)の摂取が原因となるのはA型肝炎である。E型とA型はともに経口感染だが、感染源が異なる。