第03章 肝・胆・膵疾患 / A. 肝臓疾患
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Question
問題 213 膵癌について正しいのはどれか。
  1. 1膵体部に好発する。不正解
  2. 2内分泌腫瘍が多い。不正解
  3. 3膵尾部癌では早期に症状が現れる。不正解
  4. 4CA19-9 は診断的価値が高い。正解!
Explanation
解説
1. [誤り]膵癌は膵頭部に最も好発する(約60〜70%)。 総胆管が膵頭部を貫通しているため、膵頭部癌では比較的早期に閉塞性黄疸が出現する。
2. [誤り]膵癌の大部分は膵管上皮由来の腺癌(外分泌腺由来)である。 インスリノーマやグルカゴノーマなどの内分泌腫瘍はまれである。
3. [誤り]膵尾部癌は総胆管から離れた位置にあるため、閉塞性黄疸が生じにくい。 そのため無症状のまま進行しやすく、早期発見が困難で予後不良となりやすい。
4. [正解]CA19-9は膵癌の血清腫瘍マーカーとして特異性が高く、診断的価値が高い。 膵癌の診断や経過観察に広く用いられている。 CEAも上昇することがあるが、CA19-9の方がより特異性が高い。 | 膵癌の発生部位 | 頻度 | 特徴 | |:---|:---|:---| | 膵頭部 | 最多(60〜70%) | 閉塞性黄疸が早期に出現 | | 膵体部 | 中程度 | 症状出現が遅い | | 膵尾部 | 少ない | 黄疸が出にくく発見が遅れる | <p style="font-size:0.8em; color:#888; text-align:center; margin-top:0.3em;">表: 膵癌の発生部位と特徴</p>
Key Points
ポイント
  • 膵癌は膵頭部に好発し、膵管上皮由来の腺癌が大部分を占める。膵頭部癌では閉塞性黄疸が比較的早期に出現するが、膵体部・膵尾部癌では無症状のまま進行しやすい。
  • 腫瘍マーカーとしてCA19-9の特異性が高く、CEAも上昇しうる。早期診断が困難で予後不良な癌である。
  • 重要用語: CA19-9, 膵頭部癌, 閉塞性黄疸 を正確に理解しておくこと。
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