第03章 肝・胆・膵疾患 / A. 肝臓疾患
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Question
問題 209 ウイルス性肝炎に関して正しい記述はどれか。
  1. 1A型は輸血で感染する。不正解
  2. 2B型はDNA ウイルスによる。正解!
  3. 3C型はワクチンで予防できる。不正解
  4. 4E型は慢性化しやすい。不正解
Explanation
解説
1. [誤り]A型肝炎ウイルス(HAV)は糞口感染(経口感染)により伝播し、汚染された水や食物を介して感染する。輸血による感染はなく、血液感染ではない。A型肝炎の主な感染源は生鮮魚介類(生ガキなど)である。
2. [正解]B型肝炎ウイルス(HBV)は肝炎ウイルスの中で唯一のDNAウイルスである。A型・C型・D型・E型肝炎ウイルスはすべてRNAウイルスである。DNAウイルスであることから、HBVは宿主の染色体に組み込まれ、肝細胞癌の発生に関与する可能性がある。
3. [誤り]C型肝炎ウイルス(HCV)は変異しやすいため、有効なワクチンは現在も開発されていない。予防法は感染予防対策(単回使用注射器の使用など)のみである。A型肝炎とB型肝炎にはワクチンが存在する。
4. [誤り]E型肝炎は通常一過性で慢性化しにくい。A型肝炎と同様に経口感染し、獣肉(イノシシ・鹿など)の生食が主な感染源である。ただし、免疫不全者では慢性化することがある。慢性化しやすいのはC型肝炎(60〜70%)とB型肝炎(免疫機能低下時感染)である。
Key Points
ポイント
  • B型肝炎ウイルスは肝炎ウイルス中唯一のDNAウイルスである
  • A型・C型・D型・E型はすべてRNAウイルスである
  • A型とB型にはワクチンがあるが、C型にはワクチンがない
  • 重要用語: DNA ウイルス、RNA ウイルス、HBV、ワクチン を正確に理解しておくこと。
肝炎型ウイルス遺伝子ワクチン慢性化
A型RNAありなし
B型DNAありあり
C型RNAなしあり(60〜70%)
E型RNAなしなし
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