第03章 肝・胆・膵疾患 / A. 肝臓疾患
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Question
問題 208 食習慣と起こりやすい疾病との組合せで正しいのはどれか。
  1. 1脂質が多い - 痛風不正解
  2. 2糖質が多い - 胆石症不正解
  3. 3蛋白質が多い - 肝硬変不正解
  4. 4摂取エネルギー量が多い - 脂肪肝正解!
Explanation
解説
1. [誤り]痛風の主要な危険因子はプリン体の過剰摂取であり、脂質の過剰摂取ではない。プリン体はレバー、白子、干し椎茸、アンチョビ、ビール、アルコールなどに多く含まれる。プリン体が代謝されて尿酸になり、高尿酸血症を経て痛風を発症する。脂質過多は高脂血症の原因である。
2. [誤り]胆石症(特にコレステロール結石)の危険因子は高脂肪食やコレステロール過剰であり、糖質過多ではない。食生活の欧米化に伴いコレステロール結石の比率が増加している。その他の危険因子として肥満、中年女性、多産、急激な体重減少などがある。
3. [誤り]肝硬変の主要な原因はウイルス性肝炎(B型・C型)とアルコール性肝障害であり、蛋白質過多摂取は原因とならない。むしろ肝硬変では肝臓での蛋白質合成能が低下するため、高蛋白食が治療的に推奨される(ただし肝性脳症時は低蛋白食)。
4. [正解]摂取エネルギー量が多い(過食)と、余剰エネルギーが中性脂肪として肝臓に蓄積し脂肪肝をきたす。特に糖質や脂質の過剰摂取、アルコール多飲が原因となる。脂肪肝は肥満、糖尿病、高脂血症と関連が強く、メタボリックシンドロームの肝臓における表現型と考えられている。
Key Points
ポイント
  • 脂肪肝は過剰エネルギー摂取により余剰脂肪が肝臓に蓄積して発症する
  • 痛風の危険因子はプリン体、胆石症は高脂肪食、肝硬変はウイルス・アルコール
  • 脂肪肝は肥満・糖尿病・高脂血症と関連が強い
  • 重要用語: 脂肪肝、過剰エネルギー摂取、メタボリックシンドローム、NASH を正確に理解しておくこと。
食習慣関連疾患
プリン体過多痛風
高脂肪食胆石症、高脂血症
過剰エネルギー摂取脂肪肝、肥満、糖尿病
高塩分食高血圧、胃癌
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