1. [誤り]痛風の主要な危険因子はプリン体の過剰摂取であり、脂質の過剰摂取ではない。プリン体はレバー、白子、干し椎茸、アンチョビ、ビール、アルコールなどに多く含まれる。プリン体が代謝されて尿酸になり、高尿酸血症を経て痛風を発症する。脂質過多は高脂血症の原因である。
2. [誤り]胆石症(特にコレステロール結石)の危険因子は高脂肪食やコレステロール過剰であり、糖質過多ではない。食生活の欧米化に伴いコレステロール結石の比率が増加している。その他の危険因子として肥満、中年女性、多産、急激な体重減少などがある。
3. [誤り]肝硬変の主要な原因はウイルス性肝炎(B型・C型)とアルコール性肝障害であり、蛋白質過多摂取は原因とならない。むしろ肝硬変では肝臓での蛋白質合成能が低下するため、高蛋白食が治療的に推奨される(ただし肝性脳症時は低蛋白食)。
4. [正解]摂取エネルギー量が多い(過食)と、余剰エネルギーが中性脂肪として肝臓に蓄積し脂肪肝をきたす。特に糖質や脂質の過剰摂取、アルコール多飲が原因となる。脂肪肝は肥満、糖尿病、高脂血症と関連が強く、メタボリックシンドロームの肝臓における表現型と考えられている。