第03章 肝・胆・膵疾患 / A. 肝臓疾患
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Question
問題 205 C型急性肝炎について正しい記述はどれか。
  1. 1経口感染である。不正解
  2. 2高熱がみられる。不正解
  3. 3慢性化はない。不正解
  4. 4劇症化はまれである。正解!
Explanation
解説
1. [誤り]C型肝炎ウイルス(HCV)は血液を介した非経口感染であり、経口感染ではない。主な感染経路は輸血、不潔な医療行為、消毒不十分な鍼、刺青、注射針の共用などである。潜伏期は約30〜50日で、母児間感染はまれである。経口感染するのはA型肝炎とE型肝炎である。
2. [誤り]C型急性肝炎は比較的軽症で、高熱がみられることは稀である。A型肝炎では発熱がみられることが多いが、C型肝炎では発熱は軽微か認められないことが多い。全身倦怠感、食欲不振、黄疸などの症状も軽度で、無症状のまま経過することも少なくない。
3. [誤り]C型急性肝炎は60〜70%が慢性化する。これはC型肝炎の最大の特徴であり、慢性化率が非常に高い。A型肝炎は慢性化せず、B型肝炎の成人初感染も通常慢性化しないが、C型肝炎は高率に慢性化し、慢性肝炎→肝硬変→肝細胞癌へと進展するリスクが高い。
4. [正解]C型急性肝炎は劇症化することがまれである。B型肝炎(特にHBe抗原非産生変異株)やE型肝炎(特に妊婦)では劇症化のリスクがあるが、C型肝炎の劇症化は非常にまれで、急性期の予後は比較的良好である。問題は高い慢性化率である。
Key Points
ポイント
  • C型肝炎の特徴:血液感染、症状軽微、慢性化率60〜70%、劇症化まれ
  • A型・E型は経口感染で慢性化しない、B型は血液感染で通常慢性化しない
  • C型肝炎の問題点は劇症化ではなく高い慢性化率である
  • 重要用語: HCV、血液感染、慢性化率高い、劇症化まれ、肝硬変・肝癌リスク を正確に理解しておくこと。
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