第03章 肝・胆・膵疾患 / A. 肝臓疾患
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Question
問題 202 「施術後、患者の血液のついた鍼を廃棄する時に誤って施術者の指に刺さった。」誤刺および感染を回避する方法として適切でないのはどれか。
  1. 1単回(1 回)使用毫針を使用する。不正解
  2. 2施術には指サックを使用する。不正解
  3. 3手指の消毒には20%(体積百分率)イソプロピルアルコールを用いる。正解!
  4. 4使用後の鍼は感染性廃棄物として専用容器に捨てる。不正解
Explanation
解説
1. [誤り]単回使用毫針(ディスポーザブル鍼)の使用は、患者間の交差感染を防ぐ最も確実な方法である。鍼の再利用による感染リスクを完全に排除でき、B型肝炎・C型肝炎・HIVなどの血液媒介感染を予防できる。現在では標準的な感染予防策として推奨されている。
2. [誤り]施術時に指サック(またはラテックス手袋)を使用することは、術者の皮膚と患者の血液との直接接触を防ぐ有効な予防策である。特に術者の手指に傷がある場合や、出血を伴う施術を行う場合には必須である。標準予防策の一つとして重要である。
3. [正解]イソプロピルアルコール(消毒用アルコール)の有効濃度は50〜70%(体積百分率)であり、20%では消毒効果が不十分である。アルコールの殺菌効果は濃度依存性があり、20%では細菌やウイルスを十分に不活化できない。手指消毒にはエタノール70〜80%またはイソプロピルアルコール50〜70%が適切である。
4. [誤り]使用後の鍼は感染性廃棄物(医療廃棄物)として、耐貫通性の専用容器(針捨てボックス)に廃棄することが適切である。針を再び針管に戻す(リキャップ)と針刺し事故のリスクが高まるため避ける。廃棄容器は満杯になる前に適切に処理する。
Key Points
ポイント
  • アルコール消毒の有効濃度:エタノール70〜80%、イソプロピルアルコール50〜70%
  • 単回使用毫針の使用は交差感染予防の基本である
  • 感染性廃棄物は耐貫通性の専用容器に廃棄する
  • 重要用語: 消毒用アルコール濃度、単回使用毫針、感染性廃棄物、標準予防策 を正確に理解しておくこと。
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