第03章 肝・胆・膵疾患 / A. 肝臓疾患
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Question
問題 199 肝硬変でみられるのはどれか。
  1. 1血小板増加不正解
  2. 2プロトロンビン時間短縮不正解
  3. 3血中アルブミン低下正解!
  4. 4コリンエステラ-ゼ上昇不正解
Explanation
解説
1. [誤り]肝硬変では血小板は増加ではなく減少する。門脈圧亢進により脾臓に血液がうっ滞して脾腫をきたし、脾機能亢進症により血小板が破壊される。血小板数10万/μL以下になることが多い。汎血球減少の一部として白血球・赤血球も減少する。
2. [誤り]肝硬変ではプロトロンビン時間(PT)は短縮ではなく延長する。肝臓で産生される凝固因子(プロトロンビン、第V、VII、IX、X因子など)の合成能が低下するため、血液凝固能が低下しPTが延長する。Child-Pugh分類の重症度指標の一つである。
3. [正解]肝硬変では血中アルブミン値が低下する。肝臓はアルブミンを合成する唯一の臓器であり、肝硬変により肝細胞が破壊され再生結節に置き換わると、アルブミン産生能が低下する。正常値3.5〜5.0 g/dLに対し、肝硬変では3.0 g/dL以下になり、重症例では2.0 g/dL以下になる。低アルブミン血症は腹水・浮腫の原因となる。
4. [誤り]コリンエステラーゼは肝臓で合成される酵素であり、肝硬変では上昇ではなく低下する。肝臓の蛋白合成能を反映する指標として用いられ、肝予備能の評価に有用である。正常値200〜450 IU/Lに対し、肝硬変では低下する。
Key Points
ポイント
  • 肝硬変の肝合成能低下所見:アルブミン↓、コリンエステラーゼ↓、凝固因子↓(PT延長)
  • 肝硬変の門脈圧亢進所見:血小板↓、白血球↓、赤血球↓(脾機能亢進)
  • Child-Pugh分類の項目:アルブミン、ビリルビン、PT、腹水、肝性脳症
  • 重要用語: アルブミン低下、PT延長、血小板減少、脾機能亢進、肝合成能 を正確に理解しておくこと。
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