第03章 肝・胆・膵疾患 / A. 肝臓疾患
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Question
問題 198 肝硬変で低値を示すのはどれか。
  1. 1ALT(GPT)不正解
  2. 2TTT不正解
  3. 3ZTT不正解
  4. 4A/G比正解!
Explanation
解説
1. [誤り]ALT(GPT)は肝細胞障害により上昇する酵素である。肝硬変では肝細胞の破壊が持続するため、代償期では軽度〜中等度の上昇を示す。非代償期では肝細胞数の減少により低下することもあるが、典型的には「低値を示す指標」とは言えない。
2. [誤り]TTT(チモール混濁試験)は血清γグロブリンの増加を反映する膠質反応である。肝硬変では免疫グロブリンが増加するためTTTは高値を示す。正常値は0〜4単位(Kunkel法)で、肝硬変では10単位以上になることが多い。
3. [誤り]ZTT(硫酸亜鉛混濁試験)も血清γグロブリンの増加を反映する膠質反応である。肝硬変ではγグロブリン増加によりZTTは高値を示す。正常値は2〜12単位(Kunkel法)で、肝硬変では20単位以上になることが多い。
4. [正解]A/G比(アルブミン/グロブリン比)は肝硬変で低値を示す。肝臓でのアルブミン産生能が低下してアルブミン(A)が減少し、炎症性にγグロブリン(Gの主成分)が増加するため、A/G比は低下する。正常値は1.2〜2.0程度だが、肝硬変では1.0以下になることが多い。
Key Points
ポイント
  • A/G比は肝硬変で特徴的に低値を示す(アルブミン↓、γグロブリン↑)
  • TTT・ZTTは膠質反応でγグロブリン増加を反映し高値を示す
  • ALTは肝細胞障害で上昇するが、末期には低下することもある
  • 重要用語: A/G比、アルブミン低下、γグロブリン増加、膠質反応 を正確に理解しておくこと。
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