1. [正解]肝細胞癌の主要な危険因子はウイルス感染である。特にC型肝炎ウイルス(HCV)感染が70〜80%、B型肝炎ウイルス(HBV)感染が10%程度を占める。慢性肝炎→肝硬変→肝細胞癌という経過をたどる。C型肝硬変からの肝細胞癌発生率は年率約7%である。
2. [誤り]喉頭癌の主要な危険因子は喫煙と飲酒であり、雑菌感染ではない。特に喫煙は最大の危険因子で、非喫煙者に比べて10〜20倍のリスクとなる。飲酒も独立した危険因子であり、両者の組み合わせでリスクが相乗的に高まる。
3. [誤り]大腸癌の危険因子は高脂肪・低繊維食であり、高繊維食摂取はむしろ予防的に働く。食物繊維は腸管内容物の通過時間を短縮し、発癌物質との接触時間を減少させる。その他の危険因子として高カロリー食、赤肉・加工肉の過剰摂取、肥満などがある。
4. [誤り]肺癌の最大の危険因子は喫煙であり、飲酒ではない。喫煙者は非喫煙者に比べて10〜20倍以上の発癌リスクがある。その他の危険因子として受動喫煙、アスベスト曝露、大気汚染、ラドン曝露などがある。