第03章 肝・胆・膵疾患 / A. 肝臓疾患
1 / 3
Question
問題 197 疾患と危険因子との組合せで正しいのはどれか。
  1. 1肝細胞癌 - ウイルス感染正解!
  2. 2喉頭癌 - 雑菌感染不正解
  3. 3大腸癌 - 高繊維食摂取不正解
  4. 4肺 癌 - 飲 酒不正解
Explanation
解説
1. [正解]肝細胞癌の主要な危険因子はウイルス感染である。特にC型肝炎ウイルス(HCV)感染が70〜80%、B型肝炎ウイルス(HBV)感染が10%程度を占める。慢性肝炎→肝硬変→肝細胞癌という経過をたどる。C型肝硬変からの肝細胞癌発生率は年率約7%である。
2. [誤り]喉頭癌の主要な危険因子は喫煙と飲酒であり、雑菌感染ではない。特に喫煙は最大の危険因子で、非喫煙者に比べて10〜20倍のリスクとなる。飲酒も独立した危険因子であり、両者の組み合わせでリスクが相乗的に高まる。
3. [誤り]大腸癌の危険因子は高脂肪・低繊維食であり、高繊維食摂取はむしろ予防的に働く。食物繊維は腸管内容物の通過時間を短縮し、発癌物質との接触時間を減少させる。その他の危険因子として高カロリー食、赤肉・加工肉の過剰摂取、肥満などがある。
4. [誤り]肺癌の最大の危険因子は喫煙であり、飲酒ではない。喫煙者は非喫煙者に比べて10〜20倍以上の発癌リスクがある。その他の危険因子として受動喫煙、アスベスト曝露、大気汚染、ラドン曝露などがある。
Key Points
ポイント
  • 肝細胞癌の危険因子:HCV(70〜80%)、HBV(10%)、アルコール、NASH
  • 喉頭癌の危険因子:喫煙、飲酒
  • 大腸癌の危険因子:高脂肪・低繊維食、肥満、赤肉摂取
  • 重要用語: ウイルス性肝炎、HCV、HBV、肝硬変、肝細胞癌 を正確に理解しておくこと。
癌種主要危険因子
肝細胞癌HCV、HBV、アルコール、NASH
喉頭癌喫煙、飲酒
大腸癌高脂肪・低繊維食、肥満、赤肉
肺癌喫煙、受動喫煙、アスベスト
◀ 前の問題 ☰ 目次 次の問題 ▶