1. [誤り]心筋梗塞では心電図で異常Q波が特徴的な所見として出現する。壊死した心筋部位に対応する誘導で、幅が広く深いQ波が認められる。これは貫壁性梗塞を示す重要な所見で、梗塞発生数時間後から出現し持続する。
2. [誤り]心筋梗塞では心筋壊死に伴う炎症反応により、CRP(C反応性蛋白)が陽性となる。発症後1〜2日で上昇し始め、1週間程度で正常化する。炎症の程度を反映する指標として重要である。
3. [誤り]心筋細胞の壊死により逸脱酵素であるAST(GOT)が高値となる。ただし、ASTは肝臓にも存在するため心臓特異性は低い。CK(クレアチンキナーゼ)やCK-MB、トロポニンなどの方が心筋障害に特異的である。LDHも上昇する。
4. [正解]心筋梗塞で赤血球数増加はみられない。急性期には白血球増加(好中球増加)が炎症反応として出現する。赤血球数の増加は多血症や脱水などでみられる所見であり、心筋梗塞とは直接関係しない。むしろ貧血が合併すると心筋への酸素供給が低下し予後を悪化させる。