第03章 肝・胆・膵疾患 / A. 肝臓疾患
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Question
問題 191 疾患と症状との組合せで誤っているのはどれか。
  1. 1食道静脈瘤 - 吐血不正解
  2. 2急性膵炎 - 便秘正解!
  3. 3胃潰瘍 - 空腹時痛不正解
  4. 4胆石症 - 急性腹症不正解
Explanation
解説
1. [誤り]食道静脈瘤は肝硬変による門脈圧亢進により、門脈系と大循環系を結ぶ側副血行路として食道粘膜下の静脈が拡張・怒張したものである。破裂すると大量の吐血を来し、肝硬変の主要な死因の一つとなる。
2. [正解]急性膵炎では便秘ではなく、嘔吐・腹痛(上腹部から背部への放散痛)が主症状である。急性膵炎は膵実質内で膵酵素が活性化され膵の自己消化が起こる疾患で、激烈な上腹部痛・背部痛(座位前屈で軽減)・悪心・嘔吐が出現する。便秘は主症状ではない。
3. [誤り]胃潰瘍では食後痛が特徴的とされるが、空腹時痛もみられる。十二指腸潰瘍では空腹時痛がより顕著で、食事により軽減する。両者とも消化性潰瘍と総称され、H. pylori感染やNSAIDs服用が原因となる。
4. [誤り]胆石症では胆石が胆嚢頸部や総胆管に嵌頓すると、胆道閉塞により急性腹症(激烈な腹痛)を呈する。心窩部から右季肋部の疼痛が特徴的で、右肩への放散痛を伴うことがある。胆石発作と呼ばれる。
Key Points
ポイント
  • 急性膵炎の主症状:激烈な上腹部痛・背部痛、悪心・嘔吐、発熱(便秘ではない)
  • 特徴的な所見:座位前屈で疼痛軽減、血清・尿中アミラーゼ上昇
  • 原因:アルコール多飲(約40%)、胆石・総胆管結石(約20%)
  • 胃潰瘍と十二指腸潰瘍の鑑別:胃潰瘍は食後痛、十二指腸潰瘍は空腹時痛が特徴的
  • 重要用語: 急性膵炎, 上腹部痛, 背部痛, 嘔吐, 便秘ではない を正確に理解しておくこと。
疾患主症状特徴的所見
食道静脈瘤吐血門脈圧亢進、肝硬変
急性膵炎上腹部痛、背部痛、嘔吐座位前屈で軽減、アミラーゼ上昇
胃潰瘍食後痛(空腹時痛も)H. pylori感染
胆石症右季肋部痛、急性腹症右肩放散痛、夜間発作
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