第03章 肝・胆・膵疾患 / A. 肝臓疾患
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Question
問題 190 C型肝炎で適切でない記述はどれか。
  1. 1経口感染する。正解!
  2. 2食欲不振がある。不正解
  3. 3肝腫大がある。不正解
  4. 4肝硬変に移行しやすい。不正解
Explanation
解説
1. [正解]C型肝炎は血液を介して感染する疾患であり、経口感染ではない。HCV(C型肝炎ウイルス)は輸血、注射針の共用、針刺し事故、不潔な医療行為などの血液接触で感染する。経口感染(糞口感染)するのはA型肝炎やE型肝炎である。
2. [誤り]C型肝炎では肝炎による消化器症状として食欲不振が出現する。全身倦怠感とともに慢性肝炎の代表的な症状であるが、無症状のこともある。慢性肝炎では症状が軽微であることが多い。
3. [誤り]C型肝炎では肝細胞の炎症と腫大により肝腫大がみられる。触診で肝辺縁は鈍で弾性硬となる。慢性肝炎では肝は腫大するが、進行して肝硬変になると萎縮する。
4. [誤り]C型肝炎は急性感染後の慢性化率が約60〜70%と高く、A型・B型肝炎より慢性化しやすい。慢性肝炎から10〜20年で肝硬変に移行し、さらに肝細胞癌を発生するリスクが高い(肝硬変からの肝癌発生率は年率約7%)。
Key Points
ポイント
  • C型肝炎の感染経路:血液感染(輸血、注射針、針刺し事故)であり経口感染ではない
  • A型・E型肝炎との鑑別:経口感染するのはA型・E型、血液感染はB型・C型・D型
  • C型肝炎の慢性化:約60〜70%が慢性化し、肝硬変・肝癌への進行リスクが高い
  • わが国の肝癌の70〜80%がC型肝炎ウイルスに起因する
  • 重要用語: C型肝炎, 血液感染, 経口感染ではない, 慢性化, 肝硬変 を正確に理解しておくこと。
肝炎型感染経路潜伏期慢性化率肝硬変・肝癌リスク
A型経口(糞口感染)約30日0%なし
B型血液・体液1〜3ヵ月成人5%、垂直感染90%あり
C型血液30〜50日60〜70%高い
E型経口(糞口感染)2〜6週0%なし
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