第03章 肝・胆・膵疾患 / A. 肝臓疾患
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Question
問題 192 経口感染する肝炎はどれか。
  1. 1A型正解!
  2. 2B型不正解
  3. 3C型不正解
  4. 4D型不正解
Explanation
解説
1. [正解]A型肝炎ウイルス(HAV)はRNA型ウイルスで、糞口感染(経口感染)により伝播する。汚染された水や生鮮魚介類(生ガキなど)を介して感染し、潜伏期は約30日である。2〜4月頃に多く発生し、集団発生を起こすこともある。慢性化することはなく、終生免疫を獲得する。
2. [誤り]B型肝炎ウイルス(HBV)はDNA型ウイルスで、血液・体液を介した非経口感染により伝播する。主な感染経路は母児間感染、性行為、針刺し事故などである。潜伏期は約1〜3ヵ月で、成人初感染では通常慢性化しないが、欧米型ゲノタイプ感染例では慢性化することがある。
3. [誤り]C型肝炎ウイルス(HCV)はRNA型ウイルスで、主に血液を介した非経口感染により伝播する。輸血、不潔な医療行為、消毒不十分な鍼などが感染経路となる。潜伏期は約30〜50日で、60〜70%が慢性化する。
4. [誤り]D型肝炎ウイルス(HDV)はRNA型ウイルスで、B型肝炎ウイルスキャリアに重複感染する。血液を介した非経口感染であり、経口感染しない。日本ではまれで、イタリア・南米などに多い。
Key Points
ポイント
  • 経口感染する肝炎ウイルスはA型とE型であり、糞口感染経路をとる
  • B型・C型・D型は血液・体液を介した非経口感染経路をとる
  • A型肝炎は慢性化せず予後良好だが、高齢者では劇症化しやすい
  • 重要用語: 経口感染、糞口感染、非経口感染、HAV、HBV、HCV を正確に理解しておくこと。
肝炎型ウイルス遺伝子感染経路潜伏期慢性化
A型RNA経口(糞口)約30日なし
B型DNA血液・性行為1〜3ヵ月あり
C型RNA血液30〜50日あり(60〜70%)
D型RNA血液(B型重複)1〜3ヵ月あり
E型RNA経口(糞口)2〜6週なし
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