第03章 肝・胆・膵疾患 / A. 肝臓疾患
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Question
問題 178 肝炎の分類で誤っているのはどれか。
  1. 1A型不正解
  2. 2B型不正解
  3. 3非A非B型不正解
  4. 4H型正解!
Explanation
解説
1. [誤り]A型肝炎はA型肝炎ウイルス(HAV: RNAウイルス)による経口感染(糞口感染)で発症する急性肝炎である。生鮮魚介類(生ガキなど)の摂取により感染し、2〜4月頃に多く発生する。慢性化することはなく、予後は一般的に良好である。
2. [誤り]B型肝炎はB型肝炎ウイルス(HBV: DNAウイルス)による血液・体液感染で発症する。母児間垂直感染や輸血、性行為、針刺し事故などで感染し、免疫力が低下している時期に感染すると慢性化しやすい。わが国ではキャリア率は1〜2%である。
3. [誤り]非A非B型肝炎はC型肝炎ウイルス(HCV)が同定される前に用いられた呼称である。当時A型でもB型でもない肝炎の存在が知られており、この名称が使用されていた。現在ではC型肝炎、D型肝炎、E型肝炎などに分類されている。
4. [正解]ウイルス性肝炎にはA型・B型・C型・D型・E型が存在するが、H型肝炎は存在しない。出題当時(1993年)はC型が非A非B型と呼ばれており、D型・E型も認識されていたが、H型という分類は医学的に実在しない。
Key Points
ポイント
  • ウイルス性肝炎の分類:A型、B型、C型、D型、E型の5種類が存在
  • 感染経路による分類:経口感染(A型・E型)と血液感染(B型・C型・D型)
  • 歴史的経緯:C型肝炎ウイルスが同定される前は「非A非B型肝炎」と呼ばれていた
  • H型肝炎という分類は存在しない
  • 重要用語: ウイルス性肝炎, A型, B型, C型, 非A非B型 を正確に理解しておくこと。
肝炎型原因ウイルス感染経路慢性化好発時期
A型HAV (RNA)経口なし2〜4月
B型HBV (DNA)血液・体液ありなし
C型HCV (RNA)血液あり(60〜70%)なし
D型HDV (RNA)血液ありなし
E型HEV (RNA)経口なしなし
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