1. [誤り]A型肝炎はA型肝炎ウイルス(HAV: RNAウイルス)による経口感染(糞口感染)で発症する急性肝炎である。生鮮魚介類(生ガキなど)の摂取により感染し、2〜4月頃に多く発生する。慢性化することはなく、予後は一般的に良好である。
2. [誤り]B型肝炎はB型肝炎ウイルス(HBV: DNAウイルス)による血液・体液感染で発症する。母児間垂直感染や輸血、性行為、針刺し事故などで感染し、免疫力が低下している時期に感染すると慢性化しやすい。わが国ではキャリア率は1〜2%である。
3. [誤り]非A非B型肝炎はC型肝炎ウイルス(HCV)が同定される前に用いられた呼称である。当時A型でもB型でもない肝炎の存在が知られており、この名称が使用されていた。現在ではC型肝炎、D型肝炎、E型肝炎などに分類されている。
4. [正解]ウイルス性肝炎にはA型・B型・C型・D型・E型が存在するが、H型肝炎は存在しない。出題当時(1993年)はC型が非A非B型と呼ばれており、D型・E型も認識されていたが、H型という分類は医学的に実在しない。